似顔絵の活動を始めてから、
いろいろな子とお話しする機会が増えました。
不登校気味になってる子や、定時制の学校に通っている子など、
少し事情を抱えた子もいます。
でも、絵に興味があり、描いた絵を見せてもらうと
センスを感じる事が多いです。
また、話をすると考え方も面白く、
物事をしっかり見ているな、
と感心することがあります。
絵を描いたり、もの作りに関わる人は繊細な人が多いです。
美術の世界から漁師の世界にきて、その辺は強く感じます。
土地や環境が変わると価値観ってこんなにも変わるものなんだな
と実感しております。
やはり漁師の世界、私も子供のころ
細かいことや小さいことにこだわるのはカッコ悪い、
となんとなく思ってました。
自分の繊細な一面を隠そうとしていたように思います。
そういうのは男らしくないしダメなんだな~。
と一生懸命ごまかしていた部分があったかな。
でも、最近ようやくそれもその人の個性
というか才能なんだな、と思えるようになりました。
人より繊細でいろいろ感じるからこその目の付け所だったり
独自の世界観に繋がるのだと思います。
それは絵を描いたり創作活動をすることに活かされるのはもちろんですが、
日常や仕事の中でも活かせる場面はいっぱいあるはずです。
むしろそういう仕事自体いっぱいある気がします。
デザイン関係や料理人、編集など。
その人の見方や感じ方が出来上がる物の魅力に繋がっていきます。
あと自営業もそうかな。
そして、それらは日常を豊かにしてくれます。
料理なんかは正にそう。
そういえば知り合いの作家さんには、
男女問わず料理好きの人が多いですね。
繊細で細かいことを気にしちゃう、神経質で難しい。
ではなく、
その辺をもっと前向きに活かすこと、
「あなたの才能でもあるんだよ」
と伸ばしていく環境がもっとあってもいいのかな
と思う今日この頃です。
だから私自身も、そういう子を見ると
「才能あるんだから」
と伝えたくなっちゃうのです。
まあそんな直接的ではなく、
もうちょっと言葉を選びますが。
その言葉に説得力が出るように、
自分の活動もしっかり続けていかねば。
では今日はこの辺で。
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