今回、個展を開くにあたり、自分なりにテーマを設けてました。
そのテーマとは、「浜遊び」
以前ホヤの絵を展示したときにお客さんとの話しの中で出た言葉です。
なんか知らんけどこの言葉を自分なりに掘り下げていったら
面白いものができるんじゃないか!っと直感的に思ったのです。
でも具体的にどういうことなのかな?
自分の中でも整理できずにぼんやりとテレビを見ていたら、
青天の霹靂!!!これだ!!ビビッときました!
TOKIOさんの番組「鉄腕DASH」です。
DASH島という企画で無人島に舟屋や井戸、そこから水路など、全部自分たちで作っているのです。
それも機械などが無かった時代の知恵を総動員して。
ときには島に流れ着いたものを利用し、海や山で採れた魚や木ノ実などを調理して食べてみたり。
結構すごい技術や知恵を使われてると思うのですが、
この根っこは「浜遊び」なんじゃないか。
子供の頃に、海に流れ着いたなんだかわからないものを拾って集めた記憶。
海辺にある青草や貝が付いた石をひっくり返し、カニや小魚をとって遊んだ思い出。その延長上にあるのが「鉄腕DASH」なのでは。
と、なんとなく自分の中で繋がった瞬間でした。
そこから何気なく見ていた海辺の風景や手に取る海のものが、また違って見えてきました。
以前から南三陸町の海の風景や海産物を描いていたんですが、
更に突っ込んだというか、テーマが明確になることでもっといろんなものが見えてきた感じです。
そこを踏まえて今回の個展のために描いた絵は、海辺の石や岸壁に生えてる青草に注目して描いて見ました。
最初に考えていたものとはちょっと違うものになった気もしますが、新たな展開のきっかけになったかな。
それでは今日はこのへんで。
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