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天然アワビの開口(解禁日)こんな感じでとっています

普段、

アワビを養殖している私ですが、

 

年に数回、

天然アワビの開口(解禁日)

というのがあります。

 

基本的に漁師でも、

勝手に天然のアワビをとってはいけないのです。

 

その天然アワビを、

今日はとっていいですよ〜

って日が開口(解禁日)になります。

 

夜が明けて、

二時間ぐらいの間に、

小型船がワッといっせいに海に出て、

アワビをとります。

 

ちょっとしたお祭りです。

 

 

以前このブログ内でも書いた、

ウニの開口のアワビ版ですね。

 

このように、

船から身を乗り出して、

箱メガネ(箱に透明なガラスがついたもの)

を海面において、

 

海底のアワビを探します。

 

海底というとものすごく深いのを想像しちゃいますが、

だいたい1〜4メートルぐらいかな。

 

その深さにいる、

アワビを肉眼で見つけて、

竿で引っ掛けてとります。

 

その竿がこれ。

 

全体を収めるには長すぎるので先の方だけです。

長くすると四メートルぐらいになりますね。

 

この先についてるカギ(この辺ではそう呼びます)

にアワビを引っ掛けてとるのです。

 

でも、アワビって

結構な力でペタっと岩に張り付いてるんですよね。

 

油断している時ならまだ剥がしやすいのですが、

本気で張り付かれるとなかなかはがれません。

 

そういうアワビを上手くはがすコツがあるようなんですが、

へたっぴ漁師の私はそのコツをいまいちつかめず。

 

四苦八苦しながらやっております。

 

 

まあ、アワビをとる以前に、

見つけるのも難しいんですけどね。

 

アワビの殻が、

周りの岩場と同化していて

区別がつきにくいんですよ。

 

擬態というやつですね。

今回一番の大物!

 

見ての通り、

殻がゴツゴツした岩のような質感になっています。

というか海藻までついています。

 

なので、

見つけるところから難しいんですね〜。

 

養殖アワビのように、

緑色になっていると見つけやすいんですが。

 

ひっくり返すとこんな感じ。

 

私の手のひらに収まりません。

20cmぐらいありますね。

 

ちなみにとったのは親父です。

私じゃありません。

 

天然アワビは、

9cm以上じゃないと、

とってはいけないのです。

 

だから、ようやくとれた。

と思ってサイズを測ると9cm未満。

即リリース。

 

う〜ん、難しい。

 

 

アワビの開口も、

あと数回はあると思うので、

私も大物ゲットしたいですね。

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

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