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【アワビの殻】漁師の視点で描いた水彩画。阿部仁文 個展 -南三陸の海から-

阿部仁文 個展 -南三陸町の海から-

開催しております。

 

期間 12月5日〜12月22日 定休日 火曜・水曜 OPEN 11:00~18:00

場所 しあわせ美じゅつ店 989-6153 宮城県大崎市古川七日町10-1

 

 

その中から全体の写真と、作品について少し。

 

今回の展示のために描いたアワビの殻シリーズ。

そこには大きな作品も(60号)。

 

水彩画としてこのサイズを描くのは初めての挑戦で、勝手が違い失敗することも。

 

私は油画の出身というか、

本格的に絵を描き出したのが油絵具からでした。

 

そのせいで紙やキャンバスを壁やイーゼルに立てかけて絵具をのせる、

という描き方が当たり前で、水彩画でもそれをやってしまってました。

 

油絵具は紙を縦にしていてもしっかりのるのですが、

水彩絵の具は垂れてきてしまいます。

 

小さい作品の場合は、

簡単に動かせるので必要なときは無意識に寝かせて描いていて、

そのことに気がつきませんでした。

 

はっきり気付くまでに一枚無駄にしてしまい、なんて鈍臭い私。

 

まあ気付いたから良しとしよう。

 

アワビの殻(裏側)をモチーフに選んだ理由は、

単純に綺麗で見ていて飽きないんですよね。

光の反射で見る角度によって違った表情が現れますし。

 

それと、以前私が描いた【ホタテ】の絵を見た方が言った

「殻の隙間から潮の匂いを感じる」という言葉が心に残っていました。

 

そこから「なんかしらの貝殻を描いて表現したい」

という気持ちが今回の【アワビの殻】の絵に繋がりました。

 

 

アワビの殻シリーズの小さい作品と、それ以前の作品。

描き方が結構違います。

 

その以前の描き方を時系列にまとめて展示してます。

水彩画としては珍しい描き方をしていると思います。

 

モチーフはウニで濃い色を描くのには良かったのですが、

淡く光が反射したようなアワビの殻を描くのにはむきませんでした。

 

1作目の【アワビの殻】はこの方法で描いたのですが、

「これ違うな」と思いシフトチェンジ。

 

その変化も見てもらえると嬉しいです。

 

小さい作品をまとめて展示。

 

過去の作品がほとんどですが、新作も紛れ込んでいます。

そして、作品のキャプション1つ1つに私のコメントを添えました。

 

 

寒い日が続きますが、みなさんぜひお立ち寄りを。

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

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