梅雨が明けたはずなのに、各地で大雨の被害が多発してますね。
ここ宮城でも、
特に15日から16日にかけての雨はものすごかった!
私の住んでる家の周りは防災集団移転地(東日本大震災後に高台に造成した住宅街)で割と安全な場所にあって直接の被害はないのですが、
海の養殖施設はそうはいきませんでした!
養殖しているアワビのカゴに泥が入る被害…
大雨が降ると川の水量が増し、流れる勢いも凄くなります。
そこから流木やら草などいろんなものが海にも流れ出てくるんですね。
その中に大量の泥も含まれているんです。
だから、大雨後の海は茶色く濁りがちに。
その流れてきた泥が、養殖アワビのカゴの中に入り溜まってしまったのです。
特に今回の大雨では、
川沿いを走る国道398号が崩れて通行止めになるほどの被害。
かなり多くの土砂が流れ出たんだと思います。
泥でカゴの底が埋まってしまったせいで、
アワビ達が上へ避難しています。
こちらのカゴでは、
お互いの貝にくっついて、上から下へ連なって伸びています。
さぞ怖かったでしょう。
アワビすまん🙇♂️
溜まった泥は、このホースで海水を汲み上げ洗い流します。
泥の重みで沈んでしまったカゴを一つ一つあげながらの作業なので、
なかなかの重労働でした。
そして、残念ながら泥に埋もれて死んでしまったアワビも多数。
ショックです。
海の、自然相手の仕事はこういう災害一発で、
今まで積み上げてきたものがパアになります。
頭ではわかっているつもりでも、
目の当たりにすると、なんとも言えない気持ちになりますね〜。
まあ気持ちを切り替え、
生き残ったアワビ達を大事に育てます。
泥、除去後のアワビの様子。
底にある、張り付き板にしっかりアワビ達がくっついています。
今回もいろいろありましたが、
しっかり食べて育てよ〜。
それでは今日はこの辺で。
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